Body Art Literature
体・文・芸 教育
体・文・芸 教育とは
ヒップホップダンス教室ではリズム感・表現力を育て、毎年クリスマスコンサートで練習の成果を発表します。また、体育教室では身体能力の基礎造りから礼儀作法まで身につけます。美術教室では近年、注目されている臨床美術を取り入れたり、講師による専門的な造形や絵画活動を行なっています。
1. 体育教育
「成長期の運動の大切さ、心と体の健康を育む」
体育教室では、専任講師による指導を受けながら、マット・跳び箱運動、ボール・鉄棒・縄跳びなどの手具運動、ゲームを交えた楽しい運動、また運動会に向けての練習などが行われます。
この時期の豊かな運動経験は、大脳の発達を促し、情緒を安定させ、心身共に健やかな成長へと結びついていきます。子供の発達は「身体」「頭」「心」が切り離せない関係にありますが、現代教育は「身体」「心」の要素を無視し、「頭」を中心とした教育に目が向けられている傾向にあります。子供が調和的な発達をする為には、まず感覚や運動の育ちに通ずる「身体」を軸とした教育が必要となります。
近年、小学生・中学生の体力の低下が新聞やスポーツ紙等で取り上げられています。体格については十数年前と比べると確実にアップしていますが、体力については年々減少傾向にあります。この原因については幼児期の運動に対する興味と経験に関係があります。いろいろな運動遊びを通じて体力を向上すると共に、自主性・積極性・創造性・自立心・忍耐力などを養い、満足感・成功感を体験して、友達と協力したり、きまりを守ることなどの社会性を養っていきます。
本園では、年齢に応じた楽しい体育遊びを通して、子供たちが明るく元気に育つよう指導します。室内での活動以外に、近隣の体育館グラウンド、吉田川公園を利用して、夏はプール活動、冬はソリ滑りなど、積極的に体を動かす活動を取り入れています。
2. リトミック
人間がより人間らしい生き方をする為には、物を「見て」「聞いて」「触れて」感じ、そして感動する事が全ての出発点となると言われています。感じたり感動する心が考えることへ結びつき、子供たちの自由な想像や創造へ繋がっていくのです。幼児期には見るもの、聴くもの、触れるもの、考えていることを、身体全体 を使って表現する体験が大切です。これらの行動は幼児のイメージ能力を大きく成長させ、心に浮かんだことを完全に表現する力を育んでいきます。 自然、動物、植物、生活などから幼児の身近な事柄をテーマにして音楽を通して表現していきます。 先生の音楽を注意深く聞き、即座に反応し、全身で表現することの中で、「即時反応力」「注意力」「集中力」「記憶力」「思考力」などを養っていきます。
3. ヒップホップ教室
音楽にのって楽しく体を動かすダンスは、リズム感とバランス感覚を養うだけでなく、リズムに乗って自由に踊ることや、仲間と自由にかかわり合って踊る楽しさを体験することができます。心地よい音楽のリズムに乗って全身を使って弾んだり、揺れたりすることから心身が解放され、仲間と動きを共有する体験から、一体感を味わうことができるのです。幼少期からダンスをすることにより、リズムを感覚的に身につけるようになり、ダンスに限らず、音楽、スポーツ と様々な分野で生かされていきます。(2012年度から中学校での「ダンス必須化」が始まったことにより幼児の習い事としてもダンスが今、注目を浴びています。)
園では、ダンス専門講師の指導のもと、12月のクリスマスコンサートを中心に練習の成果を発揮しています。コンサートでは園の行事を越えて「様々な地域、様々な年齢」の方々と共に1つの舞台(目標)に立ち、人前で踊ることで「自信」に溢れた、お子様の人間性を育む大事な活動として行っています。